低学年
1・2年生 
中学年
3・4年生 
高学年
5・6年生 
方針   楽しく遊ぶ・ボール馴れる  1対1・個人技  戦術・組織プレー
意識  *サッカー大好き
*仲間意識
*大きな声で! 
*1対1に強く
*個人技の向上
*短所の克服
*長所を伸ばす
*パス&ゴ- 
*戦術的理解力の向上
*状況判断
*EYEコンタクト 
対象  個人技  1対1  組織プレー
ポイント  *足のいたるところでのボールタッチ
*出来れば両足
*プレーへの積極的参加
*スピードは問わず確実に
*ドリブル
*フェイント
*トラップ(動きの中で)
*キ-プ力
*相手のプレーを読む
*ボ-ルの無い人からの指示
*パスの受け側の意思表示
*セットプレー

サッカーを楽しむ

サッカーを楽しむというのは、まずふざけたりする事ではなく、サッカーというスポーツを良く理解するという事でもあります。

例えばルールも知らないのにテレビでサッカーを観ていてもつまらないし、テレビゲームをしていてもきっとつまらないと思います。テレビでサッカーを観ていると、それどれの視聴者が『今のはオフサイド』とか『ファール』とかみんなが審判になってしまっている光景を良く見かけます。そんな見方をすれば楽しいし、よりサッカーというスポーツが見えてきます。プレーヤーの場合は自分の蹴りたい場所にボールを蹴ることが出来れば楽しいし、ドリブルで敵を抜けたら楽しい。シュートだって決める事が出来れば気持ちいい。しかし、思い通りにボールを扱えなければ上記に述べた様なプレーは出来ません。

そう、サッカ―を理解すればするほどサッカーは楽しいし、技術も戦術も上達すればするほどサッカーは楽しいのです。ただ、私達指導者はサッカーの本当の楽しさを知るまでにサッカーというスポーツを好きになったり、興味を持たせるまでが一番辛い所です。

もし、サッカーの本当の楽しさを知るまでに辞めてしまう子どもがいたとすれば、一番残念な事です。

私達指導者は楽しくプレー出来る環境づくりを一番に考える事が大切だと考えます。

勝者と敗者の両方を学ぶ

どの様なスポーツでも勝ちと負けがありますが、勝ち続けるというのは至難の業ですし、特に子どもの間は負けから学ぶ事の方が多いと思います。だからといって負けてばかりだと負け癖がつき、試合に負けても悔しくなくなってしまいがちです。『何故、この試合に負けたのだろう?』『相手との違いは?』『自分達に何が足りなかったんだろう?』『あの時僕のシュートが決まっていれば』『あの時僕が止めていれば?』等、数え上げれば切りが無い位負けから学ぶ事が多いのです。

しかし、上記の様な事を子ども達自身が練習や、自主トレで補っていき、克服して行けば、勝ちにも繋がって行くのでは無いでしょうか?その努力が子ども達の達成感や、目標になれば最高です。もちろん私達指導者も勝ちに拘らず、負けから多くの事を学びます。是非、ご父兄の皆様もその辺を理解して頂き、子ども達を、チームを見守ってください。

徹底した基礎

基礎というのは、どの様なスポーツでも共通して大切なものです。中学、高校と、上に行けば行くほど基礎が出来ていないと苦労する羽目になってしまいます。ゴールデンエイジとまでいわれる小学生時代に最低限の基礎は身に付けて送り出してあげたいと思います。

但し、あまり型通りの指導を強制すると個人個人の特徴や良い所の目を摘むことにも成りかねないので注意したいと思います。

癖というのは誰にもありますが、良い癖、悪い癖を見抜く指導者になりたいと思います。癖も磨けば長所に成り得るからです。

素晴らしいプレーは地道な基礎の上に成り立つものなのです。

サッカーをするのは子どもたち

『自主性』という言葉をよく耳にします。

サッカーというスポーツはチームプレー(組織プレー)を行う為に、個人の技術と状況判断が必要になります。個々の選手がチームの事を考え、その瞬間の状況判断でプレーします。

しかし、その瞬間のプレーを周りの父兄が応援して頂くのは嬉しいのですが、ああしろ、こうしろと叫んでしまっては、子ども達はどうしていいのか判らなくなってしまいます。

普段の練習は試合を想定し、意思統一して行っているのですから、試合が始まると、頑張る為の応援は有り難いのですが、指示をしたりするのは困ります。サッカーをしていて今、自分が何をすべきか?は一番子ども達が理解しているのですから。

責任感と価値観

サッカーにおいて、まず責任感とは団体競技である事。一人では絶対にサッカーは出来ません。例えば一人、すごく上手い選手がいたとしても、ドリブルで三人も四人も突破する事は出来ません。味方の選手からパスをもらったり、パスを出したりの連続がサッカーですから、11人が一つになり、ゲームに集中し、自分のポジションの役割を果たし、その結果が得点になったり、勝利に結びついたりするのです。これは試合だけで無く練習でも同じことが言えます。

責任感というのは何もプレーだけではありません。小、中、高学年となる過程で、自分の現在の立場を理解し、高学年は小、中学年の指導をしたり、プレー以外の所でも自分の立場を自然と理解し、行動してくれる事が理想です。価値観も同じようにチーム全体(指導者、父兄)も含め、自分達のチームの方針や目標に向かって一つになる事が最も大事な事ではないでしょうか。この事については指導者の間のコミニケーションが大切で普段からチームの方針、目標を確認し合い、子ども達に解り易く伝え続ける事が大切だと考えます。 

勝ちに拘らない

勝ちに拘らないと言うと、誤解が生じてしまいますが、負けてもいいと言う訳では無く、練習試合や交流試合まで勝ちに行くとレギュラーは固定になってしまい、ポジションまで固定しないと勝てません。

また、少年サッカ―の間はファードに足の速い選手を置き、バックに身体の大きい子を置き、ゴール前にボンボン、ボールを供給していれば、その内ゴールする事が出来ます。

しかし、そんなサッカーをしていれば中学、高校になって困るのは子ども達です。

今、勝ちに行くのでは無く、色んなポジションを経験させ、レギュラーではない子ども達にもチャンスを与え、底上げをし、卒業するまでにはみんなが本当の意味でのサッカーの楽しさを知って欲しいと考えています。

選手とスタッフのコミュニケーション

私達スタッフは練習や試合の時意外の場所では、出来るだけ子ども達に近い目線で接していたいと思います。

普段から気軽に話し掛けて来てもらえる様な雰囲気作りが子ども達が悩んだり壁にぶつかった時に日常会話から見つけ出す事が出来るからです。

監督だから、コーチだからといってふんぞり返る事は簡単です。

しかし、そんな事をしてしまうと子ども達は心を開いてはくれません。

練習中や試合中と普段の休憩時間や練習後のメリハリさえキッチリすれば休憩時間や練習後に子ども達の考えや気持ちに色々な発見があります。

私達スタッフはそんな時間が最も貴重だと考えます。基本的には選手を鼓舞しながら育てて行きたいと思いますが、時には叱る事もあります。そんな時も普段のコミニケーションが生きてくるのです。 

選手の自主性

サッカーの練習中、いつまでもふざけている子。
集合してコーチが指導中によそ見している子。
練習中の人のプレイを見ていない子。
自分の短所をコーチに指摘されても補おうとしない子。
自分の身体の自己管理の出来ない子。
そして、その逆の子。
その差は非常に大きく、どんどん差が開いて行ってしまいます。練習中も本当に上手くなりたい子は常にコーチの言葉に耳を傾け集中し、普段の練習中も試合を想定し、実戦をイメージしながら練習しています。

我々コーチは技術を教える事は簡単ですが、逆に子供達の自主性を伸ばす事の方がはるかに難しいのかもしれません。

しかし、その自主性を伸ばしてやる事がサッカーの上達への近道だと思います。

毎年、6年生は何も言わないでも自分達で練習時間が来ると自分達でアップを始めれる様になりますし、自分達の役割、分担、も理解してくれていて、短所に関しては、自宅でも努力してくれています。

低学年、中学年はやはり口うるさく言わないと中々理解してくれませんが逆に、高学年になるとあまり言わなくても自分達がやるべき事を理解し率先してくれています。

サッカーは個々の状況判断のゲーム性の強いスポーツです。だから、言われてやらされているサッカーでは子ども達も成長は見込めないのです。

団結心

私達スタッフが子ども達によく言うことは、例えば味方の選手が敵に囲まれていたとする。

囲まれている子は、困っているね?

じゃー君達はどうする?

『ホローに行ってボールを呼ぶ』

A君の所にパスが来た。でも相手ディフェンダーがプレッシャーをかけに行った。

じゃー君達はどうする?

『何処から敵が行った事を伝えて次のプレーを指示する』

A君が右サイドでボールをキープ。しかし逆サイドの左サイドがフリー。A君はボールキープで精一杯。

じゃー君達ならどうする?

『逆サイドがフリーと伝える』

味方選手がミスをして落ち込んでいる君ならどうする?

『声を掛けて励ます』等、

試合中や練習中に実際にそんな場面に出来なかった時、コーチングの大切さや声の大切さから団結心の大切さを、そしてチームの夢や目標を普段から子ども達と語り合う事が大切だと思います。

ボールは友達

サッカーアニメ、キャプテン翼に出てくる有名なフレーズですが、私はこのフレーズが大好きです。
ボールは友達=いつも一緒。

普段、友達とはいつも一緒に遊びたいものです。練習や試合以外でも足元にはいつもボールがあり、触れている。ゴムボールでも小さなボールでも極端に言えばどんなボールでもいいので足で触っているだけでも随分ボールタッチが変わってくるものです。

例えば練習や試合等でも失敗してもいいから大きな声でボールを呼べば自分の所にパスが来ます。パスが来ると信じて走ればパスが来ます。

最初は失敗してもいいからボール(友達)を呼ぼう!でも、せっかく遊びに来てくれたボール(友達)を失敗ばかりして裏切ってばかりでは可愛そうです。せっかく遊びに来てくれたのだから自分も応えられるよう努力すればいいのです。そうすればもっとボールと楽しく遊べる筈です。

ボール(友達)から逃げていると本当に遊びに来てくれなくなります。だって、人間の友達でもそうでしょう?
サッカーをしていれば時にはボールがいたずらをして顔にぶつかったりして痛い思いをする時もありますが、友達の悪ふざけだと思って許してあげましょう。

最後に一番ボールと仲良くなる秘訣は、リフティングです。リフティングが上手くなれば直ぐにボールと友達になれますよ!

ボールと友達になる事がサッカーの上達につながるのです。

試合より練習の重要性

たくさん試合をこなし経験を積ませ試合慣れをすれば強いチームになるといった考えを持つチームもあるようですが、確かにそういった考えも間違いでは無いと思いますし、チームは強くなるかもしれません。

しかし、練習の積み重ねが試合につながるのだと思います。

つい、試合が重なると勝ちたいあまりにゴール前に何の戦略も無くただ蹴り込み、カウンターや単調な縦の攻撃に終始しがちに成ります。

小学生の間はそれで試合に勝てるかもしれませんが、そんなサッカーをしていれば、中学、高校に行って通用しません。最初は負けても良いから、普段の練習で行っている事を出来るだけ試合に反映出来る様にし、普段の練習から試合を意識した、集中力と緊張感を持たす練習をしていればきっと結果にもつながるのだと信じ、取り組む事が大切です。もちろん、上記に書いた事の大前提には『基礎』が大切です。
練習で子ども達の適正を指導者は見極め、ポジションを決めて行き、ポジションも固定では無く、最終的なポジションを定める為にも色々なポジションを経験させる事が大切だと思います。

フォーメーションも子ども達の能力と適正を見極めてから考えて行きたいと考えます。

試合ばかりで、練習が疎かになると中身が空っぽになり、試合の結果だけを求め、基礎・個人技・戦術・子ども達の適正等が疎かになり、我々指導者も子ども達を的確に見れなくなります。

確かに練習ばかりでは子ども達も楽しくないので、適度な試合数は必要です。

ハビエスでは学年が上がるほど試合を増やすようにしています。